酒蔵めぐりin三重「るみ子の酒」森喜酒造-日本酒のおとvol.032-


こんにちは!
浅草おとの坂田優里です。
酒蔵巡りin三重の第2弾は「るみ子の酒」で有名な森喜酒造場さんのご紹介です!

 

銘柄のヒミツ

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森喜酒造場の造る日本酒は「るみ子の酒」をはじめ「はなぶさ」「妙の華」とどれも全国的に名のある日本酒です。
特に、るみ子の酒は、漫画『夏子の酒』でも有名なお酒ですよね。
ご存知の方も多いかもしれませんが、『夏子の酒』のモデルでなく、これを読んだ杜氏の森喜るみ子さんが、自分の生い立ちに似ていると感動し、原作の尾瀬あきらさんに手紙を書いたことがきっかけで、尾瀬さんが、「るみ子の酒」という名前とそのラベルを考え、現在の「るみ子の酒」ができたのです。

また、「英」は、るみ子さんの旦那さんであり、森喜酒造場の代表でもある森喜英樹さんの名前からとったものだそうです。
森喜酒造場を支える森喜夫妻のそれぞれの名前からとった名酒を造り続けるなんて素敵ですよね!

 

こだわりの手作り製法

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今回、蔵の案内をしてくれたのはそんな森喜英樹さん。
「手作り」と「純米酒」にこだわった森喜酒造場の酒造りは、寒紅梅酒造とはまた違った”コツコツ”がありました。古くから受け継がれてきた伝統的な手法を守り、粛々と日本酒を造り続けるその姿に、「職人の生き様」を感じさせられました。

例えば、「手作り」ということへのこだわりの1つとして、麹造りが上げられます。森喜酒造場での麹造りは、現在でも機械に頼らず全て手作業でおこなう「麹蓋」という製法で行なわれています。
また、ラベル貼りや火入れなども手作業で行なうという徹底ぶりでした。

火入れ作業の様子

作業の様子

また、蔵の中を見させていただいて印象的だったのは、昔から使われているものがたくさん残っていることでした。
これは「手作り」という昔ながらの製法にこだわっているから、ということにも繋がるのですが、レンガ造りの煙突や、木製の樽など、今でも使われているものもたくさんありました。
そのなかでも1番驚いたのは、昨年まで使っていたという一部木や竹が用いられている搾り機でした。残念なことに、昨年の作業中に壊れてしまい、もう修理を出来る職人さんがいないほど古いものらしく、使うことは出来ないそうですが、つい1年前まで使われていたことに衝撃を受けました。

そして15年ほど前から造るもの全てを「純米酒」に切り替えました。
ご存知の通り、純米酒の原料はお米だけ。そのため、用いるお米は銘柄だけでなく、その栽培方法にまで着目し、無農薬米にこだわっているそうです。

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森喜酒造場は決して大きな酒蔵ではありませんが、夫婦が1からコツコツと昔ながらの製法で真面目に造り続ける、というそのスタイルが、多くのファンを魅了する日本酒に繋がっているのだろう、と納得させられました。
これからも伝統的な日本酒造りを支える酒蔵として活躍してほしいものですね!

 

それではみなさん、今晩も良いときをお過ごしくださいませ。